クレジットカードのキャッシングとショッピングの両方の取引がある場合、キャッシングの過払い金とショッピングの残金を相殺して、キャッシングの過払い金が残ったら返還請求をします。
キャッシングの過払い金の方が多かったらその分の過払い金返還請求をします。
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過去に消費者金融やクレジットカードを利用していた場合、過払い金返還請求をすることができる可能性がありますが、クレジットカードの場合、キャッシングとショッピングの2種類の取引があることに注意が必要です。
クレジットカードで過払い金が発生するのはキャッシングの取引のみであり、ショッピング取引については過払い金は発生しません。
それは、ショッピング債務はもともと立替金であり、貸付金とは異なるということもあります。
また、立替金手数料(利息に類似した手数料)の年率も低いので、利息制限法を超過した取引は行われていませんでした。
クレジットカードの取引がある人の場合、キャッシングが過払いになっていても、ショッピングの残金が残ることがあります。
この場合、キャッシングの過払い金とショッピングの残金を差し引き計算して、借金が残るかどうかを確認します。
借金が残ったら、その残った残金を支払う事になりますし(通常の任意整理の場合と同じです)、過払い金の方が多ければ、その分の過払い金の返還を請求します。